今回の内容は「会員制ラウンジやキャバクラ、クラブで働き始めた理由」。夜のお仕事にデビューするきっかけって何なんでしょうね?単純にお金が欲しいから?キラキラしたお姉さまたちに憧れて?はてはて?
今回の寄稿者はラウンジやキャバクラで様々な経験を持つあんなさん。なんだかんだで今も働き続けているそうですが、その理由を教えてくれました。夜のお仕事に興味がある方は是非ご覧になってください!
◆目次◆
実は、一番初め、私がキャバクラを始めたのは大学生のころ。きっかけ、理由は極めて単純でした。でも、いっぱい稼げるようになるうちに、稼いだお金はいろいろな使い方をしました!その全てをご紹介します。
みんなの目標設定の参考、もしくは夜職を頑張るモチベーションになったら嬉しいな。
私の場合、始めたきっかけは、大学生になって日雇いや飲食などの色々なバイトを試していた頃、漠然と、もっと稼ぎのいい仕事がしたいと思っていました。
そんなときに、歌舞伎町のキャバクラで働く大学の友人から、体験入店を紹介されたのがきっかけでした。
友人の紹介だからか、不思議と不安や怖さはありませんでした。
夕方から終電までの4時間。同じ飲食店でのバイトなら、ファミレスの1000円より、キャバクラの3000円がいい!大学生の私には、4000円と12000円の差は雲泥でした。
綺麗なドレスに身を包み、ハイヒールでカツカツ歩いて、巻き髪もセットしてもらって、お姫様気分♪そんな軽い気持ちで始めました。
お酒はそんなに飲んだことがなかったので、ちゃんと飲めるかが不安でしたが、お店の人も、女の子には薄めに作ってくれたりとか、男性に無理に飲まされすぎないようにしてくれたり、気遣ってくれて働きやすかったです。
また、キャバクラだとカクテルなど飲みやすいドリンクもあるので、お酒が苦手でもスタートしやすいと思います。
雑費も、お店の計らいで、なるべくお金がかからないようにしてくれました。提携のヘアメイク店でセットをしたり、ロングドレスやハイヒールもレンタルにしてくれたり。
もちろん新品の、自分の選んだ物ではなかったですが、初心者の私にはありがたいオプションでした。毎日違う色のドレスが楽しめるのも、自宅からドレスを持参しなくていいのもラッキーでした。
そして、夜の世界の住民になり1週間経たないころ、友人を含む一緒に働く周りの女の子が、エルメス、シャネルなどのブランド物のお財布、バッグでキラキラしているのを毎日見ているうちに、うらやましくなってくる..。
私もあんな風にキラキラ着飾りたい..。
手の届きそうになかった高級なバッグへの憧れと、セレブな身のこなしへの尊敬。ここで頑張れば手に入るのかもしれない。
高級ブランドは、お客様にプレゼントしてもらうのが一番嬉しいけれど..せめて自分で選んだ憧れのブランド物のバッグが1つだけ欲しい。そういった欲が出てくるようになりました。
そして、どうしたらたくさん稼げるようになるだろう?と研究するようになりました。
自分のお客様を増やし、お酒もたくさん飲んで売り上げを伸ばさなきゃ。目標は1ヶ月で80万円の貯金。
そして、1ヶ月後。夢見てたエルメスのバーキンをゲットしました。
毎日毎日、お店への通勤前にとおっていた歌舞伎町の質屋で、新品だけど、中古のバーキン。ゲットしました。あの達成感は今でも忘れません!
でも、目標を達成しちゃったら、なんだか脱力。次は何を目指して夜の仕事を頑張ろうか。大きな目標がなくなってしまってぐったりしました。
そして次に掲げた目標が、夜の仕事を卒業する女の子の多くが夢見る、英語留学でした。
実際に学校や渡航費がいくらかかるのか、いくら貯めたらどれくらいの期間を渡航できるのか、十分に情報を集めるところからスタートしました。
インターネットや口コミで情報を集めているうちに、夢を叶えたい気持ちも膨らんでいって。
最初はオーストラリアのゴールドコーストで3ヶ月間、語学学校に行くだけのつもりが、ちょっと延長して、仕事の経験も積みたいな、とか、シドニーも行ってみたいな、とか夢も膨らんで。
大学生の自由なときにしかできない経験だという先輩の後押しもあり、400万円の貯金を目標に、学びと仕事の2つをこなし、1年間を2都市で過ごす留学プランに仮申し込みをしたのです。
一度申し込んでしまった以上、やらなければならない。申し込み一時金を払い、あとは現地での支払い、生活費を貯める日々。これも、半年ほど頑張って働き詰めて、がむしゃらにキャバ嬢をしてました。
そして、400万円、貯めました。
目標額まで遠かったころは、もう投げ出してしまおう、ブランドの財布を買ってしまおう、と誘惑が相次ぎましたが、300万円を越えた頃から、吹っ切れました。
あとちょっとで夢が叶う。毎日諭吉を封筒に入れてお金を貯めていくのは、楽しかったです。
その人それぞれ、時々にいろいろな目標があって、みんな頑張っていると思います。
でも、目標に向かって頑張っている時が一番楽しい。しかも夜の仕事は、届かなさそうな夢まで叶えてくれる。だから私は夜職が辞められません。
帰国してからはクラブ勤めを始めて、違う形で夜の仕事を楽しんでいます。
歌舞伎町のギラギラ感はないけど、銀座で叶う夢もある。今もある目標があって、お金を貯めています。
目標額は桁が上がって2000万円。貯まった時には、また皆さんにお話しできたらいいなと思います。
筆者:あんな
ラウンジとかキャバクラで働く女の子ってどの程度いるのか調べたことがありまして、ざっくり言うと大体100万人程いるそうです。中規模の小学校の1学年で2人とかそんなくらいです。
意外や意外!結構多いですよね!同級生10人に合っても同じ仕事している人とはいないんで、実は夜のお嬢は身近に潜んでいるということですね。
いざラウンジ行って、同級生が付いたら妙に興奮しますね!あの青い思い出が蘇ってきます。うっひょー!!