今回の内容は、「私が銀座の高級クラブで働く事になった経緯について」。何となくクラブって敷居が高く感じる人が多いんじゃないでしょうか?ノルマとかルールとか色々厳しいイメージを持っている人も少なくないはず。
今回の寄稿者はクラブ経験者のみゆみゆさん。キャバクラデビューから銀座の高級クラブで働くことになった経緯までを紹介してくれました。銀座のクラブが気になっている方は是非ご覧ください!
みなさん色んな理由やきっかけで銀座の高級クラブで働く事になっていると思いますが、今回は私が銀座のホステスになった経緯をお話していきたいと思います。
私が18歳の頃は小悪魔agehaと言う雑誌の全盛期でしたし、将来の働きたい職種ランキング第1位がキャバ嬢と言う世も末な時代だったなと改めて思うくらい、世の中はキャバ嬢ブームだったんですよね(笑)
当時大学生になって高校生では働けないようなバイトに興味が湧くのも当然だし、大学って色んな友達が出来る場所だったのでキャバクラで働く子が周りにわりといた環境でした。
大学も近いし横浜で帰りに遊んだりすると、キャッチのお兄さんがキャバクラで働きませんか?と声掛けてくるものだったので、そんな流れで面接を受けて体入してそのまま在籍していました。
そこで出会った1人の男性が、後の私の銀座の高級クラブの担当の黒服です。
当時はなんのお仕事をしているか教えてくれなかったのですが、お連れ様が若手社長さんで、どうやら銀座で飲んでからお住まいが横浜だったのもあり、移動して遅い時間に横浜のキャバクラに飲みに来ていたようです。
その黒服からしたらアフターです。
そこからみんなでアフター行ったり休みの日にも出掛けたりしていたのですが、その時の出会いがなければ私は銀座の高級クラブで働く事も出来なければ、しっかりホステスとしての教育もして貰えなかったので、とても感謝している存在ですが、それはまだまだ先のお話です。
大学を卒業後も就職せずに横浜のキャバクラで働きますが、横浜のキャバクラって平均年齢21歳くらいなんですよね。
実家から通う子もいますし、私もそうでしたが、それだと親にバレると困る子も多いので、だいたいは毎年地方から上京して一人暮らしになって何も分からない18歳が、水商売にはまっていく子が多数でした(笑)
毎日楽しくお酒を飲んで騒いで、簡単に稼げちゃうとだんだん学校にも行かなくなったりしていくんですよね。
私はちゃんと卒業しましたが、遊びのような働き方に疲れてきたし年齢も23歳になって落ち着いたお店にいってみたいと思い、隣のエリアの関内のキャバクラに体入して、何となく居心地も良さそうだったので移籍しました。
お姉さんキャバ嬢とも仲良く楽しく働いていましたが、それも1年くらいで飽きてしまったんですよね。
横浜のお客様って若いし勝ち組だけがキャバ嬢と付き合える感じなのですが、関内だと社長さんとかが多くて、結構キャバ嬢と付き合ってきた方が多く、口説かれる事が増えたんですよね。
ヤれないとすぐ指名替えになるし、疲れてしまってクラブというものに興味が湧きました。
どうやらクラブはママもいるしサポートするような働き方らしいと聞いて、いい加減キャバクラでおじさまに口説かれるのとか面倒臭いのでクラブで働いてみたい!って思い始めたんですよね。
そんなタイミングで横浜のキャバクラで出会った銀座の黒服とみんなで久々に会おうってなりました。
それからはとんとん拍子で話が進み、体入して黒服が勤めている老舗の銀座の高級クラブで働かせて頂く事になりました。
これは初めはとても戸惑いました。色々呼び方とか専門用語も違いますし、システムとかも違うので本当にびくびくしながら働いていました(笑)
まず圧倒的に違うのは、お客様から指名を頂いているホステスを係りと呼びますし、お席についてお名刺や連絡先を交換する事がオッケーな事ですね。
むしろ交換しないと人によっては係りのお姉さんホステスに怒られます。キャバクラから銀座の高級クラブに移籍する方はこれが1番慣れなくて難しい事だと思います。
もちろんいろんなお客様もお姉さんホステスもいるので、名刺交換NGって場合もあるのですが、基本的には連絡先を必ず聞いて次の日お礼のご連絡しなければいけないです。
そしてクラブってお客様1人に対してホステス2.3人着いたりもするので、その方の連絡先を聞くタイミングが慣れないとなかなか難しいんですよね。
断られたら気まずいし、話も盛り上がっていないのに聞くのも変ですし、、、。
お席抜かれた後担当の黒服に(横浜のキャバクラ時代ではお客様)『ちゃんと〇〇さんの連絡先聞いたの?』って聞かれて、聞けてないですと答えるとめっちゃ怒られていました。
今思えば当たり前なんですが、次いつその〇〇さんのお席に着けるか分からないのにちゃんと仕事しなきゃだめですよね。
あとクラブはお客様を残してホステスは放置してお手洗いに行ってはいけないです。私はトイレが近いので、それもよく怒られていました(笑)
キャバクラだと当たり前にしていた事がクラブだとだめな事って沢山ありましたね。
頂いたボトルのお口開けってシステムもクラブ来るまで知らなかったです。それも当たり前ですよね。
キャバクラってキャバ嬢はドリンク頂くのでボトルのお酒はお客様しか飲まないので自然とお口開けになりますが、クラブだとホステスも一緒に頂くのでうっかりお客様のお酒を作ってから新しくボトル頂いて自分のお酒を作ろうとすると、お口開けが自分のものになってしまうのでそれもすごく気を付けていました。
いかがでしたでしょうか?
このように私は横浜や関内のキャバクラから銀座の高級クラブに移籍してきました。
クラブでの働き方ってキャバクラを経験した方からするとだいぶ違う点が多いですが、働いてみるとクラブでの経験って将来役に立つ事も多かったなと思います。
いつかクラブで働いてみたいなって方のきっかけになると嬉しいです。
筆者:みゆみゆ
学生の頃ある友人が銀座のクラブでバイトを始めたなんて言っていて、「ガンガンうるさい音楽の中、夜な夜なドリンクでも作ってんのかな?」なんて思ってました。
ある日銀座を歩いているとスーツを身にまとった友人が歩いていて、話を詳しく聞くと、なんとバイトをしていたのはきれいなお姉さまがいっぱいの高級クラブだったことが判明!
急にその友人が大人びて見え、お姉さまに可愛がられているという話も聞いて、とても羨ましく思った日でございました。