今回の内容は、「会員制ラウンジで嫌われたと思ったお客様から場内指名!」
会員制ラウンジでお客様接客をしていると
「絶対に気に入ってもらえた!場内指名は固いな!」
と思った相手から指名が貰えないことや
「この人絶対私のこと指名してくれないだろうな」
と思った人から場内指名を貰ったりすることなど、女の子が予想できなかった展開が起きることがよくあります。
今回の寄稿者は西麻布ラウンジ経験者のグリコさん。
彼女がラウンジバイトをしているときに経験したエピソードを「会員制ラウンジで嫌われたと思ったお客様から場内指名!なんで私を選んでくれたの?」というタイトルで記事にしてくれました!
◆目次◆
毎日、色々な業界のお客さまと新鮮な出会いがある会員制ラウンジ。
絶対指名してくれないと思ったのに、そこからずっと本指名なんてことも日常茶飯事!
今日は、まさかの指名につながった!私の体験談についてお話しします。
それは、まだ店が開いたばかりの早い時間のことでした。
お客さんもまだまばらな時間帯。
ボーイさん「次のお客さんは、城田さん。バーテンの人と話すのが好きで、あんまり女の子を指名しないけどすごくいい人だから。」
城田さん(仮)は、ボーイさんが紹介してくれたとおり、とっても紳士的な人でした。
たしかに、いつも美味しいお酒を作るそのバーテンさんと話す方が好きなようで、私が席に着く前になんだかとても盛り上がっていて、仲が良さそうだったのが印象的でした。
私「(あんまり指名しないのかあ、でもがんばろ。それにしても、このバーテンさんが楽しそうに話してるってことは本当にいい人なんだろうな、、。)」
バーテンさんの人柄の良さをなんとなく知っていた私は、そんなことを思いながら席に着きました。
城田「あっ初めまして。城田です。」
ふたりの話の腰を折ってしまったかな?なんて思ったのですが、すぐにこちらを見てニコッと笑顔で挨拶してくれました。 やさしそうな柔和な笑顔で、見た目は30代半ば、でもどこかどっしりとした安心感がありました。
私「(しかもよくみると、、イケメンさんだ〜。)」
あとから話の中で、大きな会社を経営している方だということが分かり、その包容力のワケが分かりました。
明らかに他のお客さんとは違う雰囲気をまとった方でした。
まずお店に来ている目的がそのバーテンの方と飲むお酒であること、またいい意味で、私を女性としての色眼鏡で見るのではなくフランクに接する感じがありました。
私「(この人すごく話しやすいなあ。でも指名してくれないだろうな〜やっぱり。)」
社員をたくさん抱えている方だからなのか、ものすごく聞き上手、話し上手で、私の方が癒されていました。
働いていることすら忘れてしまう、とても楽しく、居心地のいい時間でした。 と感じざるを得なくなったのでした。
城田「グリコちゃんは、そういう占いとか、信じる?」
最近、友達に初めて手相を占ってもらったそうで、それが面白かったと話す城田さん。
そこから私に質問をなげかけてくれました。
そこで私は、
私「占いはわかりませんけど、幽霊は見たことあります!」
急に力んで、そう答えました。 ここまではいいのですが、問題はこのあと。
なんと私、そこからどういう訳かテンションが上がり、自分がみた(と信じる)幽霊の話を、延々と彼に話し続けたのです。 しかも私、大の口下手。
何度も話が行ったりきたりし、
「まずい、、。」
と思いつつも始めてしまったからにはオチまで終わらせなきゃと、だらだら話し続ける。
しかも、ムードも何もない、唐突に怖い話を喋り出すオンナ、、。 最低の接客ですトホホ。
私「(何を幽霊話でテンション上がって喋り続けてるの私、、。もうダメだ。絶対指名されないわもう。さようなら。)」
訳の分からないホラー話をし出したにもかかわらず、色々質問してくれたり、天使のような笑顔で接してくれる城田さん。
申し訳ない気持ちを持ちつつ、なんとか残りの時間をやり切り、ボーイさんが1セット終了の声をかけてくれました。
ボーイさん「グリコちゃん、時間です。」
私「はい。じゃあ、ごちそうさまでした。楽しかったです。(ああ城田さんさようなら。すてきなお客さま、すてきな時間をありがとう、、。また会えますことを、、)」
城田「もう少し、いてくれますか?」
私とバーテンさん「(えええええええ!?)」
私「...いっ、いいんですか...?」
城田「はい、もし良ければ。」
ニコッと、また天使のようなまぶしい笑顔でそう言って下さいました。
よほど城田さんの指名は珍しいことなのか、バーテンさんも私にこっそり、にんまりとガッツポーズしてくれました。
この後も、楽しくおしゃべり。
特に、美味しいお酒の飲み方について教えてくれ、バーテンさんに色々な種類のお酒を注文して下さいました。
それで女性が酔いすぎないよう、綺麗なカクテルたちを少しずつ試させてくれ、
「あとは僕が飲むから。」
という紳士さ、、!この時ばかりは
私「(私この時間もお給料発生してるなんて、ちょっと贅沢すぎる、、。)」
と、思わずにいられませんでした。
そして、きっと会員制ラウンジだからこそ、こういったお客さまと出会えるんだなあ、なんてキャバもガールズバーも経験した私は、しみじみと思ったり。
夢のような時間はすぐに去り、連絡先も聞かれぬままお別れ。
私「もう指名されないかな、、」
なんて不安に思っていましたが、この日からご来店のたびに私を指名してくださるようになりました。 変わらず紳士的な城田さん。
私にとっては大失敗が城田さんとの初対面。 なので、ありのままで楽しく接客できる、貴重なお客さまです。
ラウンジでは毎日さまざまな一流のお客さんに出会えることができるからこそ、欠点だと思っていたような、意外な自分のいいところの発見もあります。
今回は何が良かったのか正直分かりません。(笑)
でも、自信がなくても、飛び込んでみると意外な結果を得られることってあるのかもしれません。
会員制ラウンジやキャバクラで働く女の子が一日に接客できる席数は平均5卓。
限られた卓数の中から1組でも多く場内指名を貰うには「聞き上手である」や「趣味が同じで会話が弾む」などの会話や対話をする力が必要!
「話すことが好きな子」や「ナイトワーク歴半年以上の経験者」はなんてことないでしょうが
「初心者の女の子」や「すぐ緊張してしまう女性」という人は何から始めればよいのかわからないと思います。
今すぐできるアドバイスをすると
・お客さんの話していることが分からないときは「なになにそれ~」といった感じで聞き手に回る
・共通の趣味や知っていることの時は「それ知ってる~ですよね!」と共感する。
これ2つだけで大丈夫です!
しかもラウンジにくるお客さんは優しい男性が多い。
この方法を使っていれば、あとはお客さんが勝手に話してくれるので是非お試しください!
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【 青山外苑前 会員制ラウンジ 】
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