今回の内容は「会員制ラウンジのバイトではレアなお客様?アフターであった最悪の客」
西麻布や六本木などにある会員制ラウンジは
「お客さんが女の子に優しい」や「レディーファーストが出来るスマートなお客さんが多い」
という印象がありますよね!でも偶にそうでない残念なお客さんもいるみたいです。
今回の寄稿者は西麻布ラウンジ経験者のグリコさん。彼女がラウンジバイトをしているときに経験した珍しいお客さんを「アフターであった最悪の客」というタイトルで記事にしてくれました!
紳士的なお客さまが多い会員制ラウンジ。尊敬できる男性ばかりだからアフターも楽しい!
でも。そんな客層のいいラウンジも、アフターや同伴では気をつけるに越したことはありません。
今回は、私が経験した最悪のアフターを、失敗談と合わせてお話しします。
「アフターいくでしょ?」
そのしゃがれた声は、じゃらじゃらとしたアクセサリーと、カーテンのような布を体に巻きつけた小太りの中年男性から発せられたものだった。
テーブルにあるいくつものチェイサー。 3人の男性を引き連れたその人は、お酒の飲み方も豪快なようだ。
言葉の端々から伝わるオレ様な雰囲気。 部下のような男性陣の作り笑いも、痛々しい。
私「ちょっと苦手なタイプかも...。」
それが最初の印象だ。
私「こういうお客さんも、会員制ラウンジにいたんだなあ。でも、常連さんらしいし、指名されたら稼げる!がんばろっと」
そんな思いから、グッとテンションを上げて楽しげに会話に入る。 ラッキーというべきか、指名をもらい、アフターにも誘われたのでなんとか気に入られたもよう。 最初の印象は当たるというけど、それは本当だと思う。
アフターに誘われた時は深く考えずに二つ返事でついていくことになった。
私は舞い上がっていた。 男性4人、女性は異例でそれ以上の人数がつけられているから、席は大所帯。 みんなお酒も入って、会話もかなり盛り上がっている。
私「他の女の子も行くって言ってるし、大丈夫でしょ〜」
いつもの私であれば、初対面のお客さんについて行くことはない。 いくら会員制で厳しく取り締まられているラウンジのお客さんだとしても、色んな人がいるはずと思うからだ。
何度か席に呼んでもらい、お互いのことを知り合ったあと、やっと店の外に出る。 それが私の中のルールのはずだった。 でも、あんな嫌な思いをすることになるなんて、、。
いや、本当は、予想できたはずだ。
夜中の3時ごろ。 店を出て、タクシーに30分ほど揺られると、私たちはコンクリートの巨大な壁の前に立っていた。
よく見るとインターホンがあり、彼が何か言うと、壁の一部が扉に変わり、開いた。 中へ入っていく。
外観とは打って変わって、緑あふれるジャングルのような小道をたどる。その先にはリゾート地のような、豪華でお洒落な、くつろげる空間があった。
私「すごい、、、。」
一緒にいた女の子たちと、景観の美しさにはしゃぐ。 著名人や政界の大物の憩いの場なのか?
それは、完全隠れ家と呼べる、バーだった。
アフターについていったら、たどり着いたのは完全隠れ家のバー。
そこで起きた思いもよらないこととは!?
閉鎖された空間には、4人の男性たちと私を含む女の子たち。どうする私?
「お前そんなもんかよ!?つまんねぇなバーカ!」
分かってはいたけど、店を出てこのバーに着いてから、ボス的存在である彼の、"オレ様"な態度は炸裂した。
従えている男性たちに罵声を浴びせたり、酒をむりやり飲ませている様子がえげつない。 私たち女性陣に直接的な悪さはしてこない。
でも、もれなく全員ドン引きだ。
私「(怖い...。いい歳して、こんな人いるの。泣)」
こんなにカッコいいお店、美しい景色なのに、台無しだ。
こんな素敵なところに来れる成功者のはずなのに、もったいない。 店を出た途端、態度が若干大きくなる男性客はごくたまにいる。
でも彼のそれは目も当てられない、ひどいイジメだった。
私「(帰りたい...。)」
女性はみんな凍りつき、男性はふらふらになりながらひたすら苦笑い。
この暴君の振る舞いに慣れているのか、どこか諦めている様子だった。 勝手がわからない、見知らぬ土地の、閉鎖された空間。
携帯で位置を調べて、タクシーを呼ぶこともできたかもしれない。 でも、9人グループで、一人先に抜ける勇気は出なかった。
トイレと嘘をついても、バッグを持っていることに彼が怒るのではと思うと、足がすくんだ。
しかもお門違いだが、
「常連さんだからむげにできない」
などと、店の女の子としての謎の使命感がチラついた。 緊張感でもはや脳内は意味不明。
私「朝までの我慢だ。タクシー代をきちんともらって、まっすぐ帰ろう。」
でも居心地の悪さは、これだけでは終わらなかった。
女の子が現れた。 タイトなワンピースを着こなす、スラッとしたスタイルのいい、色白の女性。
私「(ボスの知り合いかな?すごい酔っ払ってるな、、)」
テンション高めに現れた彼女は、猫撫で声でニコニコしながらボスにしなだれかかった。
話を聞いていると、彼女はボスと長い付き合いで、体を売る仕事をしているらしかった。 そして次の瞬間。
ボス「ハイ立って。」
ボスは彼女をソファの上に立つよう促すと、彼女の体を触りながら言葉で表せられないようなポーズを取らせた。 彼女は依然ニコニコと笑っている。
服を脱がせたりはしない、でも、直視できないようなポーズを何度もさせ、私たちの反応を見るボス。
ツッコミどころがありすぎる。
隠れ家だからといって、何をしても許されるのか。 反応を見て何が楽しいのか。 なぜ人をモノのように扱えるのか。 あなたの過去に何があったよボス?
私「(なんで来たの私、、。)」
その女性の悲しくも見えるような笑顔と、その場の殺伐とした雰囲気。 間に入ることも立ち去ることもできない自分を呪った。 女性陣の居心地悪いバロメーターは、限界まで達した。
朝の6時にタクシーチケット(つまりタダ働きだ)で帰る車の中で、心に決めたことがあるから、ぜひ読み進めてほしい。
こんなひどいケースは、ない。
特にラウンジの客層でこんなことはありえない、初めてだと、後日その場にいた女の子たちと分かち合った。
だけど、性格なんて人それぞれだ。
仮面を被られたらなおさら分からない。 被害が自分にふり注ぐ前に、自分の身は自分で守らなきゃいけない。
楽しく稼げるはずのラウンジが、楽しくない思い出に変わるのは悲しすぎる。
だから、以下のことは最低限守りたい。
今思えば、女の子たちと目配せをしてトイレで落ち合い、一緒にそこを出ることが出来たかもしれない。
"怖い"という気持ちは、本当に人を凍りつかせるんだと思う。
その場にいた女性全員が彼を接客NGにしたのは言うまでもない。
俺様キャラは昔ドラマで見たことありますが、本当にいるんですね(笑)。
キャバクラや高級クラブのアフターをする意味は「次の本指名につなげるため」です。
アフター自体に給料は発生しませんが、指名客を常連の太客にするという意味では大切な仕事です。
お給料以外の問題点としては「自己責任」というところ。
営業が終わって女の子がお客さんと違うお店で飲むのは自由です。
ですが怖い思いや危ない目にあってしまっては意味がありません。
「この人ならと大丈夫」いうお客さん以外はアフターは断った方が女の子がいいですね。
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