今回の内容は、「【銀座ホステスが教える賢い確定申告とは?初心者キャバ嬢達にもわかりやすく解説!」です。
毎年頭に必ず行っている「確定申告」ですが、皆さんはどう思いますか?中には「来年からの税金が大変になってしまうのではないか」と思われている方も多くいると思います。
ですが実は、上手に「確定申告」を行えば、むしろお金が返ってくることもあるんです!どういうことか気になりますよね?
今回は「銀座ホステスが教える常識!?みんな当たり前にやっている確定申告について!」についての記事をお届けします。
寄稿者は「みゆみゆ」さん。クラブホステス経験者の彼女が今回の特集についてまとめてくれました。
今回は銀座のホステスならほぼみんなやっている確定申告についてお話したいと思います。
名前は聞いた事があってもよく分からなかった人が多いと思うので、参考にしてみて下さいね。
銀座のホステスは80%以上は確定申告をしていると思います。
副業で働くホステスさんなら昼間の仕事の会社の人にバレたくないと言う理由で確定申告をしていない場合もありますが、だいたいが水商売1本で働くホステスの方が多いからです。
2月くらいになると待機席で『確定申告した?』とか『いい税理士の先生知らない?』と言う会話になります。
私自身も若い頃からキャバクラで働いたりしていましたが、その時は知識もなかったしキャバクラで真面目に確定申告をしている子なんてほとんどいないので確定申告はしていませんでした。
今思うとちゃんと確定申告をしていた方が良かったなと思います。
なぜかと言うと水商売をしている子は賢く確定申告する事で戻ってくるお金が多いからです!
まず所得についてお話していきたいですが、所得とは手元に残るお金です。
これはお給料とは違って、全ての経費を差し引いたものです。
その残った金額が所得になり、その所得の金額に対しての税金がかかると言う事なんですが、水商売の給与明細には必ず源泉徴収と言う項目がありますよね?
それがつまり税金なのですが、私達はお店からお給料を頂く時に先に税金として引かれています。
それも通常の税率よりも少し高めの金額で引かれています。その税金を申告をするのが確定申告になります。
つまり私達は源泉徴収と言う名目で先に多めの税金を支払っている形になっていると言う事です。
『じゃあ税金払っているって事だし、確定申告をしなくてもいいんじゃないか?』と思いますよね?私も若い頃はそう聞いていたし、むしろ税金が高くなるとか聞くし無収入って事にした方が得なんじゃないか?って言われて来たので確定申告をしていませんでした。
ですがこれは間違いです!
なぜならば私達はお店からのお給料で税金を引かれているのに、その回収した税金をお店は国に払っていないからです(笑)もしかしたら払っているかもしれませんが、だいたいのお店は払っていません。
お店側は女の子達が確定申告をしない事を知っているので、当然回収した源泉徴収を払う必要もなくなるからです。
なので源泉徴収引かれているし、税金を払っていると思っているキャバ嬢さんは多いと思いますが、実際は払っていないので万が一税務調査されたら罰金になります。
私も昔働いていたキャバクラが脱税していたのがバレてニュースになっていたのですが、その年に税務署から手紙が届き追加徴税で50万円の支払いを要請されました(笑)
運良く1年しか勤めていなかったのでそれで済みましたが、もし何年も勤めていたお店だったらその分の年月を支払う事になりますよ。
なのでそんな事にならない為にも、毎年しっかり確定申告をする事は大事だなと思いました。
よく聞く経費ってなんだろう?と思うでしょうが、これは仕事をする上で使った物全てが経費となります。
普通の企業でも接待や会食があるのと同じで、水商売でも同じように経費があります。
特に知ってもらいたいのは経費は職種によって使っていい割合が違うのですが、水商売は最強の経費の割合になります!なんでも経費として申告出来るので、収入から差し引く経費を存分に使う事をお勧めします。
みなさんタクシー代やドレス代ってイメージはあると思いますが、美容院もヘアメイク代もエステ代に化粧品代となんでも経費になります。
携帯代も家賃の一分も菓子折り代やプレゼント代もです。水商売をしているとやたらかかる美容代ですが、ネイル代やマツエク代も毎月かかりますよね?
高い化粧品もすぐなくなるので買ったりすると思いますが、それも全て経費になります。普通の電車代も経費だし、もうほんとなんでも経費として申告できます。
カフェでお茶したり、女の子同士でのお食事も経費として扱えます。そう思うと日々の生活での支払いって結構経費になるんですよね。
その場合はしっかり領収書を貰っておきましょう。
確定申告の際提出はしないのですが、収入が多いと税務調査が入ったりする場合があるので、証拠の品として提出するのが領収書になります。
さて確定申告は毎年だいたい2月15日から3月15日まであたりと決まっていますが、その為の準備として日々領収書を取っておきます。
その時は領収書と一緒に何日に何にいくら使ったかとメモでもいいし、私はエクセルに記録しておきます。後で提出しろと言われてもいいようにです。
最近は便利なアプリもあるのでそちらの方が難しい事なく誰でも出来るし、確定申告の時はプリントアウトするかe-TAXが簡単に出来るのでお勧めです。
1月にはお店から支払い調書と呼ばれる1年間に稼いだ収入とお給料の時に引かれていた源泉徴収の合計の金額が載っているものを貰いましょう。
こう考えると確定申告ってした方がいいですよね?
そこから住民税だったり、国民健康保険料が算出されますが、経費の金額が多ければ多いほど所得も変わるので賢く税金対策していきましょう。
このようにしっかり確定申告をする事によって、ちゃんと国に税金を支払いつつも節税に繋がります。今回の持続化給付金を貰うホステスは周りに結構います。みんなちゃんと確定申告をしてきたからですね。
今まで確定申告を放置していた方は追加徴税で莫大な税金を請求されない為にも、来年の確定申告は真面目にしましょうね。
僕も最初に確定申告をしたとき「なんだこれ?」や「メンドくさっ」と思いながら書類をまとめていた記憶があります。懐かしいな。
実際やってみると私もお金が返ってきてビックリ!
その時は収入が少なかったのでそんなに多くは帰ってこなかったので微々たるものではありましたが、「お金が返ってくる」ということが知れたので、とても勉強になりました。
さあ、今年はいくら帰ってくるんだろう…